サザンクロス日誌  見つけた、わたしの居場所。

スポーツと音楽を通して、精神の障がい者と健常者がともに活動するサークルです。

読書案内「うつ病九段」

ごきげんよう、メンバーのビアンカです。(^_-)

 

毎日毎日暑いですね! こんなに暑いと食が細くなりがちですが、みなさんはいかがですか? でもビアンカはそれだけはありません。本当にありません。痩せるとかそういうこと、まじで無い。しかも基本ステイホームのご時世で運動不足になり、結果プクプクですわ。秋の定期健診でまたドクターに怒られるんだろうなーと思うと憂鬱です。「ビアンカさん、このままじゃ糖尿になっちゃうよん」て、明るく(これが怖い)言われちゃうんだよなーきっと。はぁ。ため息。まじライザップ行こうかなー。えーなになに、入会金5万円、おすすめ3ヶ月コース43万2千円っておい、そんな金ねぇよ。(T_T)

 

さーてさてさて。今日は本のご案内です。

うつ病九段』(原作・先崎学、漫画・河井克夫)です。

うつ病九段

うつ病九段

  • 作者:学, 先崎
  • 発売日: 2020/04/24
  • メディア: 単行本
 

 

 棋士先崎学さんのベストセラー「うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間」をコミカライズした本です。

うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間

うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間

  • 作者:学, 先崎
  • 発売日: 2018/07/13
  • メディア: 単行本
 

 

2017年にうつ病を発症した先崎九段は、一年間の闘病を経て復帰しました。こちらはその体験記の漫画版。文章を読むのはちょっと苦手……という人でも漫画ならとっつきやすいかな、と思います。

 

将棋をあまり知らない人でも漫画「三月のライオン」なら知っている人もいるかもしれませんね。将棋界の青春を描いたこの作品では、先崎九段は監修をしています。

 

先崎九段は将棋界という勝負の世界に身を置いている方なので、病気になってからの焦りや辛さは普通の人よりも強かったかもしれません。

 

ですが、先崎九段のお兄さんは精神科医だったので、治療の環境がわりと整いやすかったのではないかと私は思います。そのお兄さんがリハビリも兼ねて体験記を書いてみたらどうだろう、と薦めたことでこの本が生まれたようです。「うつ病患者への偏見を取り払う意味でも価値がある」とお兄さんは先崎九段に言います。本当にそう思います。うつ病は誰にでもなる可能性がありますから。

 

また、お兄さんの言葉で「(うつ病は)いまだに心の病気と言われている。うつ病は完全に脳の病気なのに」「うつ病というのは本当に簡単に死んでしまうんだ。絶対に自殺だけはいけない。うつ病は必ず治る病気なんだ」というのが心に響きました。

 

必ず治る。患者や家族にとって、これほど力強い言葉はないと思います。

 

あ、そうそう。今年11月下旬にはテレビドラマになるそうです。先崎九段を演じるのは安田顕さん。今からとても楽しみです。