サザンクロス日誌  見つけた、わたしの居場所。

スポーツと音楽を通して、精神の障がい者と健常者がともに活動するサークルです。

読書案内「統合失調症がやってきた」など

こんにちは。メンバーのビアンカです。

 なんか、先日から耳の辺りからアゴにかけて痛いんですよ。ロキソニン飲んでもあんまり痛みが取れなくて、口を開けると痛むんです。困ったなぁと思って耳鼻科に電話して訊いてみたら、「口腔外科に行った方がいいよー」と言われ、行ってきました。レントゲン撮っても異常は特になく、先生曰く、

「はい、顎関節症ですねー」

だそうデス。でもね、アゴがカクカクしたり、変な音がしたりはしないんです。

「原因はなんですか」って訊いたら、

「まずはストレスですねー。ストレスがあると、人間って無意識に歯ぎしりしたり、強く食いしばったりするんですよ」

だそうデス。はい。これ、コロナのストレスですかねぇ。自覚無いけど! だとしたらコロナ怖~。

 

さて、毎度のことですが本のご紹介です。

今日は統合失調症がやってきた」(松本ハウスです。

統合失調症がやってきた (幻冬舎こころの文庫)

統合失調症がやってきた (幻冬舎こころの文庫)

 

 

お笑いコンビの「松本ハウス」さん(ハウス加賀谷松本キック)をご存じの方いらっしゃいますか?

1991年結成で「電波少年」などによく出ていたんですが、99年に加賀谷さん(当時25歳)が統合失調症で闘病生活に入り活動を休止し、10年後の2009年、加賀谷さんが闘病生活の病気が寛解したことで、また活動を再開しました。最近ではEテレの「バリバラ」などに出ていて、統合失調症の理解を深めるための講演会も精力的に行っているそうです。

この本はその加賀谷さんの半生と、活動再開の道のりを書いた感動的な本です。

読んでいて思ったのは、加賀谷さんの純粋で真っ直ぐな性格がいいなぁということ。もう一度、松本さんとお笑いの舞台に立ちたい! という夢を叶えるために努力していく姿勢がとてもすばらしいと思いました。読後感はとても爽やか。統合失調症という病気がどんなものか、加賀谷さんの体験したエピソードを読むことで、より理解が深まることを願います。

 

そしてこちらは「相方は、統合失調症」(松本ハウスです。

相方は、統合失調症 (幻冬舎こころの文庫)

相方は、統合失調症 (幻冬舎こころの文庫)

 

統合失調症がやってきた」に重なる部分もありますが、松本キックさんの視点で書かれた本です。松本さんの統合失調症という病への向き合い方、コンビを復帰してからの失敗談、世間の加賀谷さんへの興味にどう対応していくかという悩み、想像をこえる不安、奥さんの支え、イベントや講演会でのエピソード。どれも興味深く読めました。何があっても「もう一度始めればいい」という姿勢が立派だと思いました。 

この二冊の本は、お笑いに興味がある人、当事者の人やその家族、友人、いろんな人に読んでもらいたいと思います。