こんにちは。8月の電気代にビビってたメンバーのビアンカです。
いやー最近のエアコンはすごいですね。省エネ具合が半端ない。目をまるくするほどの金額になるだろうと思っていましたら、あけてびっくり、思っていたより安かったです。あー、良かった。たまには良いことあるもんだ。
さーてさてさて、今日は本のご案内。
「うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち」(田中圭一)です。
「うつヌケ」という言葉は、2017年の新語流行語大賞にノミネートされたので聞いたことがある人もいらっしゃると思います。
絵を見ておわかりかもしれませんが、田中さんはパロディ漫画家さんです。特に手塚治虫の絵にそっくりな絵を描かれます。この本も絵柄がかわいくて読みやすいです。
田中さんはうつ経験者で、同じくうつの人にインタビューしてまとめたのがこの本です。
うつの独特の感覚を絵で表現しているのでわかりやすく、色んな人の人生の背景が読めるのも興味のわくところです。
ただ、ここに紹介されている人たちもタイプがばらばら。取り上げられている人は17人です。うつを抜けた過程もみなさん違いますし、あくまでも参考まで。
あ、そうそう。
以前に今回の直木賞の話を書いたんですけど、受賞作の「少年と犬」(馳星周)を読みました!
一匹の犬を主軸にした連作短編集です。とても読みやすくてあっという間の読書でした。タイトル通り犬のお話なので、犬を飼ったことのある人が読んだら、これは落涙必至だろう!という内容です。(ビアンカは動物アレルギーがあるので飼ったことはありません。残念)その点はベタな話かな。
あんまり書くとネタバレになっちゃうからそんなに書けないんですけど……東日本大震災から始まって熊本地震で終わるストーリーです。この賢い犬はいろんな人に助けられたり助けたりして「守護神」とか思われちゃったりするんですが、私は「この犬、むしろ死神じゃん?」って思ったりしました。
馳星周というと、どうもノワール小説(闇社会を題材にしたもの)のイメージが強くて。これを読んで「へぇこんなのも書くんだー」なんて思ったりしたんですけど、調べたらほかにも犬を題材にした小説書いてました。すみません、知らなかったー。
でもねー、やっぱり馳星周っていったらデビュー作の「不夜城」ですわ。
金城武主演で映画にもなってます。長回しのオープニングがかっこいいです。原作者の馳さんもカメオ出演(ちょっとだけ出ること)してます。DVDも売ってますがAmazon primeでも観られますヨ。機会があったらどうぞ。 え? Amazonの回し者だって? ええ、そうですよ。回し者です。はい。