う:うららでーす!
ビ:ビアンカでーす! 今日は共同記事でーす(^^)/
う:先日このブログで紹介した、てんかん啓発キャンペーンの【パープルデー】。
3月26日に紫色の何かを身につけたりしましたか?
ビ:はい! ビアンカはハンカチをバッグに付けて出かけました。
さて、今日の話題はなんでしょう?
う:今日は3月30日のお話です。
ビ:ん? また何かの記念日ですか?
う: そうです。明日3月30日は【世界双極性障害デー】なんですよ。
ビ:双極性障害、というのはどういう病気なのでしょう?
う:かつては【躁うつ病】と言われていたもので、
簡単に言うと、躁とうつの両方の症状をもつ病気です。
最初にうつ病と診断された人が、
躁の症状が出て双極性障害と診断されることもあります。
同時に他の疾患、例えばパーソナリティー障害などにかかる人もいます。
そして自殺のリスクが高いと言われています。
ビ:それは辛いですね。
パープルデーで【てんかん】の患者さんを「ひとりぼっちにしない」
とありましたけど、
双極性障害の患者さんも、ひとりぼっちにしないことが大事ですね。
ところで、なんで3月30日なの?
う:はい、3月30日はヴァン・ゴッホの誕生日なんです。
う:そうです。実はゴッホがこの病気を患っていたという説もあるため、
この日が選ばれました。
アジア双極性障害ネットワークにより定められました。
これを受けて日本でも2015年から、日本うつ病学会でも、
この日の前後に双極性障害の理解を増進するための活動をしています。
↓
https://square.umin.ac.jp/tadafumi/WBD.htm
ビ:ビアンカも前に記事にしたんですが……
有名な方の罹患者ですと、日本人だと作家の北杜夫さん、絲山秋子さん、
諏訪哲史さんなどが公表していますね。
southerncross2019.hatenablog.com
あと、俳優のヴィヴィアン・リー、ジャン=クロード・ヴァン・ダム、
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、歌手のカート・コバーン、デミ・ロヴァート
がそうです。
う:マライヤ・キャリーもそうですよね。
ビ:はい。20年近く闘病されていたそうですが、
なかなか病気を受け入れられなかった、と言っていますね。
病気を受け入れるって、本当に大変ですよね。
辛いし、勇気も要るし、周囲の無理解があるとふさぎ込んでしまう。
う:双極性障害は、治療により再発を予防することができます。
実際に多くの方々が、この病気と付き合いながら社会で活躍しているんです。
ビ:あ! 一冊紹介させてください!
う:絲山秋子さんの本ですね。
ビ:はい。副題に『「気の持ちよう」では治せない」とありますが、
「気の持ちよう」で済まそうとしている人って、結構いるんですよね。
当事者にしろ周囲の人間にしろ、無知無理解が一番怖いな、と思う。
う:そうですね。
この【世界双極性障害デー】をきっかけに、
双極性障害について知り、病気をかかえたご本人・ご家族も応援されるような、
あたたかい社会を目指したいですね。