サザンクロス日誌  見つけた、わたしの居場所。

スポーツと音楽を通して、精神の障がい者と健常者がともに活動するサークルです。

私の幸せな場所

はじめまして、メンバーのスミッキーです。

私からはバンドのお話をしたいと思います。

 

まず、私について。

私は感応性難聴で健常者の方よりも耳が遠く、正しい音が聴こえません。その為、音痴です。

補聴器を着けていますが、重度寄りの中度で聴こえにも限界があります。

元々、歌う事や楽器等音楽は好きでしたが、学生の頃にクラスメートから、

「隣で歌われると音程が分からなくなる」

と言われた事がきっかけで音楽の授業はサボっていました。

でも好きなアーティストも居ますし、ライブにも行きます。

デイケアではバンド活動も盛んで皆、楽しそうで羨ましかったです

そんな私にギターを勧められて最初は全身全霊で拒否していましたが、

覚えの悪い私にスタッフさんが根気強く教えて下さり、

私も楽しくなって来てすっかりギターの虜になりました。

ギターのチューニング(音の調整)は機械でやれますし、

コードさえ自分がきちんと押さえていれば正しい音が出るのです。

皆と呼吸を合わせて演奏する時間は本当に幸せな時間でした。

「あぁ、私もここに居て良いんだ」人生で初めて思えた瞬間でした。

今はもうデイケアは無くなり残念ですが、ギターは私の大切な相棒なので、これからも続けていきたいです。

耳に障害を持っていても音楽が出来るんだよ。」私が胸を張って言える唯一の事。

そしてこんな私をバンドメンバーとして一緒に演奏させてくれた皆に心から感謝です。

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相棒のギター さくらさん