ビアンカは本が大好きです。以前は図書館で働いていました。読みたい本欲しい本が多すぎて、家の床が凹みそうになるので、本はたいがい書店か図書館で中身をチェックしてから買っています。読む分野は特に決まっていなくて、乱読派です。小説も好きで、特に文学賞を獲った本は読むようにしています。ぷち文学賞ウォッチャーかも。笑。
芥川賞と直木賞って聞いたことありますか? まぁ普通ならありますよね。だって賞が決まると記者会見もあるし、速報で流れますからね。ほかにも文学賞はいっぱいあるんですが、テレビでニュースになるのは、あとは本屋大賞くらいです。
ニュースになるくらいだけど、芥川賞と直木賞ってなに? 美味しいの?
って思ってる方けっこういらっしゃいます。
はい、美味しいです。すんごく美味しいです。だって、ニュースで流れるんですよ? すごい宣伝ですよね。もちろん、書店の店頭では平積みされるわ積み上げられるわで、ガンガン売れちゃうんです。もう出版不況は長いけどね。
じゃあ、いったいどんな賞なの? ザックリ説明しましょう。
純文学は芸術性指向の作品です。うーん、ちょっと難しいですね。実際、純文学の小説って難しいかもしれません。
大江健三郎とか村上龍とか、宮本輝、綿矢りさ、又吉直樹などが受賞者です。
その逆の指向、娯楽性に重きを置いた大衆文学に与えられるのが直木賞(直木三十五賞)です。
東野圭吾とか宮部みゆきとか、浅田次郎、三浦しをん、朝井リョウなどが受賞者です。
さて、今期の候補者は……()内は候補回数。
私、存じ上げなかったんですけど、石原燃(ねん)さんは、あの太宰治のお孫さんだそうです。そして母親は作家の津島佑子さん。いやはやすごいですよね。ちなみに太宰治は過去に芥川賞の候補になりましたが、受賞を逃しています。祖父の無念晴れるか?(無念というほか言葉がないのが太宰と芥川賞ですよ……それは今度また)
いったい誰に決まるんでしょうね。芥川賞と直木賞の選考会は7月15日に行われます。
そうそう、今回、直木賞7回目の候補にあがった馳星周さんのペンネームは、香港映画界の大スター周星馳(チャウ・シンチー)からとられたんですよー。って、有名な話だけど。え、周星馳って誰かって? 「少林サッカー」の人ですよー。って、わからない?(笑)